@article{oai:kitakyu.repo.nii.ac.jp:00000683, author = {松本, 守}, issue = {1・2・3・4合併号}, journal = {北九州市立大学商経論集}, month = {Mar}, note = {女性役員の比率が高い企業ほど,企業業績が向上する」といった,女性役員のパフォーマンス効果が,メディアを通じて,まことしやかにささやかれている。本稿では,TOPIX500から抽出した日本企業における取締役会のダイバーシティと企業パフォーマンスの関係を,女性監査役を利用した2段階最小二乗法を用いて実証的に分析する。本稿では,取締役会のダイバーシティとして,女性取締役比率と女性社外取締役比率に着目する。このテーマについて,世界各国で研究が積み重ねられているにもかかわらず,一定のコンセンサスは得られていないことに加えて,日本企業を対象とした研究は少ない。分析の結果,業種や内生性などをコントロールしていない場合,女性取締役比率と企業パフォーマンス(ROA・Tobin’ s Q)間には有意に正の関係が見られるものの,その関係は業種や内生性をコントロールすると消滅することが明らかとなった。この結果は,女性社外取締役の登用においても同様であり,メディア等で指摘されているような,女性取締役の登用と企業パフォーマンスにおける正の関係が見せかけの相関である可能性が高いことを示唆している。}, pages = {69--82}, title = {日本企業の取締役会における女性取締役の登用は本当に企業パフォーマンスを引き上げるのか?}, volume = {54}, year = {2019} }