@article{oai:kitakyu.repo.nii.ac.jp:00000959, author = {迎, 由理男}, issue = {1・2・3・4合併号}, journal = {北九州市立大学商経論集}, month = {Mar}, note = {大戦間期において都市銀行がどのような取引関係を持っていたかを検討している。それによれば、都市銀行の取引先は大きく異なっており、以下のような銀行群で構成されていた。財閥内企業に加え財閥外の大企業の主要な取引銀行である銀行群、二流財閥系大企業など大企業と深い取引関係を築く一方で地方をも含む中小商工業者との取引関係を広範にもつ銀行群、大企業との取引関係を繊維業や商業を中心に一定程度持っているものの、重化学工業や大手公益企業との取引関係が薄く、都市中小商工業(とくに商業者)を重要な顧客基盤としている銀行群、大企業との取引は存在するものの限定的であり、中規模企業や中小商工業者を主たる基盤としている銀行群。以上のような階層性を持っていた都市銀行は、20年代以降の恐慌過程で大きく再編される。すなわち、相次ぐ恐慌で打撃を受けた都市中小商工業者を主たる取引対象としていた下位都市銀行や都市二流銀行、とりわけ機関銀行的性格を持っていた都市銀行、二流都市銀行が破綻して預金の五大銀行シフトが進行した。}, pages = {51--87}, title = {大戦間期都市銀行の取引関係}, volume = {57}, year = {2022} }